こんにちは、Javishです。
教員にとって、文房具は必需品ですよね。採点をしたり、判子を押したり、まだまだアナログな事務作業が多い中、こだわりを持っている方もいるのではないでしょうか。
今回はJavishの筆箱のこだわりについて書きたいと思います。
結論から言って、「筆箱は細く小さい方がいい」。
大人にも子供にも言えることですが、生徒の視点から理由を説明します。
中学生になると、小学校のころよりも身の回り品に自由がききます。好きなキャラクターがついている大きな筆箱や、カラフルな蛍光ペンをたくさんいれている筆箱を持っている生徒を見かけます。中には筆箱を複数学校に持ってくる猛者も中にはいますね。
私は、筆箱は小さく、一つだけにすることを以下の理由でお勧めします。
理由①:授業に集中しやすくなる。
筆箱を小さくすると、授業に集中しやすくなります。まず、筆箱を小さくすると、「筆箱を机から床に落とすリスク」を軽減できます。中学生・高校生は授業中にしょっちゅう物を床に落とします。しかも結構な音を立てて。授業中に「筆箱を拾う」というタスクが増えるだけで生徒の集中力は散漫になります。さらに、筆箱を落とした音が周囲の生徒の集中を邪魔したり、授業中に筆箱を落とした音がしただけで、「授業」が「誰かが筆箱を落とした授業」になってしまい、授業の緊張感が和らいでしまいます。さらにさらに、落とした筆箱からペンが転がれば、周囲の生徒は「ペンを拾ってあげる」というタスクを抱え込みます。授業中の集中力を下げるリスクを減らすために、筆箱は小さい方がいいでしょう。
理由②:持ち物管理能力がつく。
筆箱を小さくすれば、必然的に持てるペンと消しゴムの数が制限されます。生徒は物を必要以上に買いがちです。そこで筆箱が大きく余裕があると、徐々に筆箱のペンの数が増えていきます。最初に数本増やす程度なら問題ありません。しかし、そのうちどんどんペンや消しゴムが増え、あっという間に筆箱はパンパンになります。するといつしかそれが当たり前になり、身の周りの整理整頓をする癖がつきにくくなります。
筆箱を小さくすれば、余計な文房具を持ち歩かなくなります。仮にペンを増やしても、すでに小さな筆箱には授業を受けるのに十分なペンのスタメンが完成していますから、筆箱内のメンバー入れ替えが発生します。そのためには生徒は文房具の質の良し悪し、使用頻度、必要性まで考えます。こうして考える力を駆使して筆箱を整理すれば、筆箱だけでなく、机の中やカバンの中まで整理する持ち物管理能力がつきやすくなります。小さな筆箱にするのはそのための第1歩です。
Javishは特別支援が必要な生徒や学力に課題がある生徒も支援をしていますが、そうした生徒には整理整頓が苦手な傾向が見られます。そうした生徒には「整理整頓をしてみよう」ではなく「筆箱を小さくしよう」と提案することがあります。効果があったケースが多くあります。
筆箱を小さくするメリットは大人にも有効ではないでしょうか?Javishの筆箱もLoftで買った細身の無地のもので、ペンは3本くらいしか入れていません。余計なものを持たない工夫をしてみませんか。