英語科教員のメモ書き。

今日やれば、今日伸びる。

ロンドンより、英語学習に関する情報発信中

修論の記録 Day3

昨日よりは進んで、1日で500wordsくらい進んだ。

計画よりは少ないけど、全体の6分の1の文字数ができたと思うと進歩だ。

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やっぱり午前中が勝負だ。

明日は午前中にもっと論文を読む。

 

まとめたいことがたくさんあるんだけど、情報量が多くてまとめる作業が大変だ。

今日はここまで。

修論の記録 Day2

今日は早速うまくいきませんでした。

全部で300wordsくらいしか進まなかった。

 

書き始めると手が進むんだけど、そこに至るまでが大変なんだよな。

なかなか厳しいねぇ・・・

 

修論やらなきゃっていうプレッシャーが辛い。ペーパーが進まない時って、進まないことがストレスになるんだけど、そのストレスを解消するにはペーパーを進めるしかないんだよね。

 

まぁ、まだ昨日の貯金があるので大体2000wordsくらいにはなってるんだけどね。計算は大甘だけど、決して進歩がゼロではなかったので。

 

計画の仕方がおかしいのかなぁ。午前中500words、午後500wordsとか細かく割っていった方がいいのかな。明日はそれでやってみよう。

修論の記録 Day 1

お疲れ様です。

 

修論報告1日目です。

 

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Brainstormingとして書き溜めてあった分にも助けられ、1455words書いたことになりました。もうちょっと今日は書こうかと思いますが、一旦ここでセーブということで。

 

修論の内容は、IELTSの学習教材におけるメタ認知を活用したリスニング指導についてです。

ざっくりと修論の内容を書きます。

リスニングの指導は英語4技能の中で最も研究がされていない分野とされています。実際の授業でも、リスニングの活動をさせて、内容の理解を求める問題を解かせて、正解したらリスニングができている、不正解なら理解不足、となるパターンが王道です。

しかし、このようなパターンは「なぜその答えに至ったのか」というプロセスの部分が抜けています。このパターンはリスニングを教えているのではなくリスニングさせているだけ、という批判もあります。つまり、「できるまで練習させるだけ」のリスニング指導になっていることが多いっていうことです。

そこで、IELTSの教材に焦点を当てて、市販の教材がどれだけメタ認知を生かした勉強ができるように編集されているのかを分析し、メタ認知を活用した勉強ができるよう提唱する、というのが修論の方向性です。

勉強のプレッシャーが大変ですが、がんばります。

海外での修士は簡単ではありませんでした。

大学院卒業まであと1ヶ月

お疲れ様です。

 

しばらく放置していましたが、

大学院卒業まであと1ヶ月となりました。

あと卒論を書いたらMA TESOL取得です。

時間が経つのはあっという間。

 

コロナ禍の真っ最中に頑張って渡英しましたが、

ロンドンでのコロナのロックダウンが頻発し、

結局授業のほとんどはオンライン授業でした。

 

さぁあと1ヶ月でこの修士もおしまい。

がんばります。

 

卒論の文字制限は15000字だったので、

とりあえず毎日1000字を書くことを目標にします。

なにぶんもう授業がないので、

決まった何かに縛られることはなくなります。

 

できたらここに毎日修士論文1000字達成ができるかを報告して、

自分の大学院生活にメリハリをつけたいと思います。

 

それでは。

 

 

世界のクリスマスを学べる1曲。

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お疲れ様です、Javishです。

 

今年もクリスマスが近づいてきましたね。

日本語でもクリスマスを題材にした歌はたくさんありますが、

洋楽ならもっとたくさんあります。

これらを授業に使わないのはもったいない!

 

そこで今回は、

Javishは毎年リピートで聴き続けている、

世界のクリスマスを学べる1曲を紹介します。

 

 

それがこちら。

 

www.youtube.com

 

歌詞がみれる動画はこちら。

 

www.youtube.com

 

 

曲名は「Christmas Can Can」といいます。

歌っているのは「Straight No Chaser」というアカペラグループ

聞き覚えのあるメロディーですよね?

原曲は、運動会の徒競走などでよく使われる

「Can-Can From Orpheus in the Underworld」という

クラシック音楽です。

 

さて、この"Christmas Can Can"からは、何が学べるんでしょう?

 

クリスマスは世界基準じゃない

 

日本では12月25日はクリスマスでお祝いをしますね。

 ダイソーにも「クリスマス」のデコレーション商品が並び、

コンビニやケーキ屋さんにも「クリスマス」ケーキが並びます。

 

イギリス・アメリカもそう。

 大手のスーパーには本物のもみの木が売り出され、

クリスマスギフトを家族や大切な人同士で送り合います。

日本と少し違うところは、

24日までには家に飾ったクリスマスツリーの下にギフトを置いておき、

25日は朝みんなで起きて、お互いのプレゼントを開封するところ。

 

↑ちなみにこれはJavishも奥さんの実家で体験しました。

 ネイティブじゃないとリアクションをとるのが大変!

 

 

さて。

 

この「Christmas Can Can」は、そんな欧米文化のクリスマスのあるあるを

これでもかと詰め込んだ前半がキャッチーです。

 

ところが!

途中でこんな歌詞が出てきます。

 

It's the most wonderful time of year
We're running mad with Christmas cheer
Hey, what's troubling you, my friend?
It's not fair if you're Jewish, Jewish (not fair if you're Jewish, Jewish)

 

メンバーのほとんどが欧米出身である中、

一人のユダヤ人メンバーがユダヤ人ならクリスマスはフェアじゃない」

愚痴をこぼしています。

なぜなら、ユダヤ人はクリスマスの時期にクリスマスを祝うのではなく、

ハヌカ(Hanukkah)」という独自のお祝いを行うからです。

 

www.ab-road.net

 

欧米人が多数派としてクリスマスで盛大に盛り上がる中、

少数派のユダヤ人は文句を言っている、という訳ですね。

 

それに一人の欧米人メンバーが気づき、

「クリスマスだけをお祝いして彼を排除するのはやめようぜ!」と

なんとか平和解決しようとしますが・・・

 

Hey, he's right who made these laws?
Look! Wait, here comes Santa Claus
Santa Claus, Santa Claus, Santa Claus, Santa Claus
(Santa, Santa, Santa, Santa, Santa, Santa, Santa, Santa)

(Guys? Guys!)

 

もう一人のメンバーが、「みんな見ろ!サンタが来た!」と叫ぶと、

もうみんなサンタに夢中になってユダヤ人の彼を完全無視。

(ちなみに"Here come Santa Clause."は倒置が起こってますね。

 これ一本で授業ができる。)

 

一緒にパレードに入って盛り上がろうぜ!と、

どんどんテンションがあがる欧米人メンバーたちに対してそのユダヤ人は・・・

 

Hey, Santa do the can-can
Help them if you can-can join in the parade
(I'm gonna go grab some Chinese food)
All you need is a tree, some lights, about a thousand presents
Wrap them up and pray for snow, ho

 

「ちょっと中華でも食ってくるわ」と、可哀想すぎる。。。

 

しかし、曲の最後では「このホリデーをみんなでやっぱ共有しようぜ」と

半ば強引に歓迎されます。

 

Wait for our ending
We should share this holiday
Hava Nagila, Happy Hanukkah to you
A Happy Hanukkah to you, a Happy Hanukkah to you
A Merry Christmas, Hanukkah and also Kwanzaa
Merry Christmas, Happy Hanukkah, and Merry Kwanzaa too
Ho

 

Nagila(ナギラ)」とは、ガーナなどの地域でお祭りなどの時にするダンスの一種、

Kwanzaa(クワンザ)」とはアフリカ系アメリカ人のクリスマスのことをいいます。

 

クワンザに実際に参加された日本人の方の記事を発見!

ameblo.jp

 

最後は「みんなそれぞれのクリスマスを!」という終わりですね。 

 

終わりに

今回は、世界のクリスマスを1曲で学ぶことのできる、

「The Christmas Can Can」を紹介しました。

 

テンポが早くて覚えるのは少し大変ですが、

単語自体は簡単なので、繰り返し聞くとすぐ歌えるようになります。

 

授業で使うなら定番クリスマスソングもいいですが、

「The Christmas Can Can」で生徒の予想を裏切ってみてはどうでしょう?

ネイティブの知り合いが多い方なら、あえてこの歌を十八番にするとウケます。

 

この歌を練習して、世界のクリスマスに思いを馳せてみては。 

英国方式のマスク着用の呼びかけ。

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お疲れ様です、Javishです。

 

イギリス・ロンドンはようやくロックダウンが解除されて2日目。

マスクの着用やソーシャルディスタンスなどは引き続き奨励されています。

 

 

・・・が!!!

 

はっきり言って、

ロンドンでは、外を歩いている時にマスクをしている人は

相変わらず少数派です。

 

 

お店などの屋内に入るときはお店の判断で

マスクの着用が求められているところがあり、

電車やバスなどの交通機関を使用するときは

マスクの着用は必須とされています。

 

駅の改札では警察官(鉄道警察?)が立つようになり、

マスクをしていない人にマスク着用を呼びかけるようにもなりました。

マスクを着用しないと罰金が課せられることになっており、

実際に罰金の対象になった人もいるようです。

 

www.bbc.co.uk

 

 

バスの場合も同じです。

マスクを着用せずにバスを利用すると罰金対象に。

ただし、バスはバス停の数が多すぎるせいか、

マスク着用を呼びかける人は今のところみたことがありません。

マスクをしていない人がバスに乗ってくると、

「マスクの着用は義務付けられています」という内容の

自動アナウンスが一度流されるだけで、

運転手が注意するなどはありません。

(このアナウンスは運転手が手動で出しているので、

 運転手は気づいてはいるようです)

 

現在、マスク未着用でのバスの利用は

80ポンド(約1万円)の罰金が課せられます。

そんな人、現状みたことはありませんが・・・

 

みんな自由にバスに乗ってます。

マスク無しで電話で大きな声で話すおばちゃん、

マックのポテトをムシャムシャ食べる学生、

無言で立っているけどマスクはしてないおじいちゃん・・・

 

これがロンドンです。

ロックダウンの前後で見る風景は全く変わらない。

 

 

そして先日、ついにTfL(Transportation for London/ロンドン交通局)から

こんなメールが。

 

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"On means on."

「着用は「着用」っていう意味です。」

 

 

 

お願いだからマスクしてね・・・

 

英語ネイティブみたいに話せなくても全然大丈夫、という話。

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お疲れ様です、Javishです。

 

面白い動画ないかな〜

 

Youtubeで英語関連の動画を探していたら、

ガーナのTVアナウンサーの動画にたどり着きました。

ガーナではいろんな言語が話されてはいますが、

英語は公用語として使われています。

 

 

www.youtube.com

 

が、このクセのある読み方!

ネイティブみたいに流暢じゃなくても、全然大丈夫なんだなぁ〜と思ったお話。

 

確かに地名では読みにくいものもありますが、

「初見でニュース原稿読んでるの?」

 って突っ込みたくなるような・・・

 

教員時代に知っていたら、この動画を生徒に見せて、

「ネイティブみたいに完璧に喋れなくても大丈夫やで〜」

ってあったかく伝えてあげたい。

伝わることがだいじ。

教員を辞めようか迷っているあなたに読んで欲しい本。

お疲れ様です、Javishです。

 

今日は、Javishが実際に読んだ本の中で、

「教員を辞めよう」と踏み切るきっかけのひとつになった本を2冊紹介します。

 

まず1冊目はこちら。 

 


 

 

 

 

  

「ちょっと今から仕事やめてくる」です。

2015年に初版が発行され、映画化もされました。

ただ単純に人が会社を辞めるだけの話ではありません。

会社を辞めたいけれど辞められない葛藤に悩む主人公と、

周囲の人間関係の変化。

人間と社会のブラックさがよくわかります。

仕事を辞めようか悩んでいる人なら一瞬で読み終わるほど引きつける内容です。

 

 

そして2冊目。

 


 

 

↓無料版の試し読みがありました↓    ↓全部読みたい方はこちらを↓

               

 

こちらは著者の実体験を交えてわかりやすく漫画で書かれています。

この一冊は刺さりました。。。

 

本当に教員時代はとんでもない働き方をしていましたからね。。。

 

今だからこそ言えますが、

1ヶ月間休みが無く30連勤した時は、冗談じゃ無く寿命が縮まるかと思いました。

というか、多分縮まりました。

 

またとある日は仕事が終わらずにスーツのまま深夜の学校で寝て、

翌日早朝にその場で起きて仕事を片付け(職員室に自動的に一番乗り)、

その日の担当学年は校外学習だったため引率先までそのまま向かったこともあります。

 

閑話休題

 

この本を読んで、「いのちだいじに」に作戦が切り替わりました。

タイトルの通り、

どのようにして人間は自分を追い詰めてしまうのかがよくわかる一冊です。

 

この時代に教員になる人ほど真面目で誠実に頑張る人はいません。

だからこそ、

周囲の期待に応えようと頑張り、自分に無理をさせているとそれが危ない。

こればかりは勤務校と同僚・管理職によるところもありますが。。。

 

教員であることに1ミリでも迷いを感じているなら、ぜひ読んでみてください。

その後の選択はあなたの自由。

もしあなたが英語科の先生なら、英語を使った仕事がどこにでもあります。

そうでなくても、日本で飢死にすることはほとんどありません。

 

ちなみにJavishは、「教員を辞める」という選択をしましたが、

全く後悔ありません。

 

好きなことをたくさん勉強して、

家族とゆったり時間を過ごして、

眠くなったら寝る、

毎日自然に目が覚める。

そんな生活を取り戻しました。 

 

もうスマホのアラームは2ヶ月以上使ってませんね。

ストレスフリーで最高です。

 

 

というわけで、今回は2冊の本を紹介しました。

まずは無料お試し版だけでもどうぞ。↓

英語を難しく捉えすぎないという話。

 

 

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お疲れ様です、Javishです。

 

先日、ネットサーフィンをしていたら、2ちゃんねる創立者ひろゆき氏が取材中にこんな風に語っていました。

 

「『hello』っていったら『hello』って返してくれるじゃないですか。これで英語一語は成立してるんですよ。『thank you』っていったら『ありがとう』って意味ぐらいわかるじゃないですか。だから、『hello』と『thank you』のだけで既に英語喋れてるんですよ。」

 

「英語を難しく捉えすぎる人と、英語を難しいと言う人が多すぎる。」

 

 

さすが論破の人だなと思いました。

 

確かに、「英語が話せる」ってどんな状態かと聞かれると、

「ネイティブみたいに話せるレベル」とか、

「教科書の音声みたいに話せるレベル」とか、

英語圏ならどこに行っても不自由しないレベル」とか、

 

なぜか英語を完璧にマスターしないと

「英語が話せる」とは言いにくいところがあります。

 

実際、全然そんなことないんですけどね。

いまだにJavishも英語で話していて相手の言ってることがわからなかったり、

話している相手がこっちの英語が理解できていなかったり、

完璧なコミュニケーションはできません。

 

試験の点数とか学校の成績とかに一喜一憂せず、

自分が困らない程度に英語ができれば、

胸はって「英語できます」って言って良いんだよなぁ、と言うお話し。

 

「英語なぞなぞ」が面白い。

 

お疲れ様です、Javishです。

 

英語なぞなぞってありますよね。

意外となぞなぞは面白い教材になりうるかもしれません。

もちろんただひらめきが必要なものもありますが、

文法の知識や語彙が必要なものも探してみると結構あります。

 

 

例えば、こちら。

 

You draw a line.

Without touching it,

how do you make it a longer line?

 

「線を一本書きます。

 それに触らずに、

 その線をより長い線にするには、どうすれば良いでしょう?」

 

(※答えはこの記事の一番下へ)

 

この問題の場合は「比較級」と「代名詞」が文法事項としてカバーされています。

 

語彙力も伸ばすことができますね。

「Draw」は「かく」という動詞ですが、

「かく」も英語だと以下のように使い分けられます。

 

線を書く→ draw

絵を描く→ paint(ブラシや筆で塗る) / draw(線画を描く)

文章を書く→ write

 

これだけ短いなぞなぞにも、英語学習の要素がたくさんあるんですね。

英語の知識とひらめきを組み合わせて使わないと解けない、良い問題です。

 

 

ところで、少しAmazonで検索してみると、

英語のなぞなぞの本で日本語で書かれているものは数冊しかない上に、

それらに合わせた文法や単語の丁寧な解説があるものはないんですね。

「単語・文法・センスを全部磨ける 英語なぞなぞ100選」とかどう?

まとめてみようかな?

 

 

 

 

 

 

なぞなぞの答え

You draw a shorter line next to the line you just drew.

Then, the first line becomes a longer line.

(和訳)

今書いた線の横に、それよりも短い線をもう一本書く。

すると、最初に書いた線はより長い線になる。

 

 

最初の線自体を長くするのではなく、

短い線を書くことで相対的に「より長い」線にする、という訳ですね。

 

これ、授業の冒頭にでも出してみたら面白いのでは。

中学・高校どちらでもウケそう。