英語科教員のメモ書き。

【東京都】海外大学卒なら18条検定を活用しよう。

お疲れ様です、Javishです。

 

今回はJavishも教員免許申請のときに活用した、

東京都の18条検定という制度について解説します。

海外大学卒で日本の教員免許を取得する場合、ぜひ活用を検討してください。

 

18条検定とは

18条検定とは、東京都教育委員会が独自に設けている、

海外大学で取得した学位や単位を日本の教員免許取得のために認定してもらえる制度のことです。(海外で取得したすべての学位・単位が認定されるわけではありません)

 

日本で教員免許の申請をする場合、免許申請に必要な単位や学位(大卒)を取得したうえで、それらを証明する書類をそろえて申請する必要があります。ここで気をつけなければいけないのが、原則として日本で取得した学位や単位のみ免許申請に使えるという点です。しかし、海外で取得した学位と単位も、都道府県の教育委員会に申請すれば免許申請に有効と認められる場合があります。東京都の場合はこの制度を「18条検定」としています。

 

海外大学に在学中で教員志望の方は、各都道府県の教育委員会に問い合わせて同様の制度があるか確認しましょう。東京都教育委員会の場合は2018年現在、下記の連絡先で確認できます。18条検定の申請に必要な書類や申請方法などを確認しましょう。

 

東京都教育庁人事部選考課免許担当

[Tel] 03-5320-6788

[Fax] 03-5388-1729

 

ちなみに、Javishは以下の内容が教員免許申請に認められました。

 

・学位

・英語修辞学(6単位)

・体育(2単位)

 

数で見るとあまり認定されていないように見えますが、非常に助かりました。

 

個人的には学位が有効と認められるまでは不安でしたね・・・もし認められない場合はもう1度日本で卒業論文を書かなければいけなかったので、認められたときは安心しました。

また、体育の単位も認められたことで、体育のスクーリングによる授業を受けなくて良くなりました。1万円の授業料を払って体育館で運動したりダンスしたりする授業ですから、免除になってよかったなと。

そのほかにも教職課程に関連のある社会教育学、教育心理学発達心理学などもすべて申請したのですが、それらは認められませんでした。発達心理学も海外で授業受けたんだけどな・・・日本の授業はそれより浅い感じだったけどな・・・お金払って取り直したな・・・いい思い出・・・

 

在学中にそろえるべき書類

Javishは大学を卒業してからこの制度を知ったのですが、

18条検定の申請のために在学中にそろえておくべき書類があります。

以下の書類は在学中にそろえましょう。

卒業・帰国してからだと書類が手に入りにくい場合があります。

 

①大学のカリキュラム

学位の申請をする場合に必要です。

なお、教育委員会に申請提出するときには、原本と和訳したものが必要です。

原本は大学のウェブサイトの該当部分をそのまま印刷するか、ワードに貼り付けていい感じに体裁を整えて印刷です。そして、教育委員会の方が読めるよう、日本語訳したものも用意しましょう。大学のカリキュラムはウェブサイトにのっている場合がほとんどですが、なにぶん長い。根気よく和訳しましょう。お金に余裕がある人は翻訳会社に頼んでもいいかもしれません。

 

②大学で取得した単位の一覧

海外大学で取得単位の一覧も、在学中に発行してもらいましょう。

学位の認定には、「何単位取得したのか」を明確にする必要があるからです。

これは和訳は不要でした。

帰国してからだと郵送料などで余計なお金と時間がかかるので、ぜひ在学中に。

 

③申請する授業のシラバス

Javishはこれを手に入れるのに苦労しました・・・

後輩や同期に連絡し、シラバスをデータで入手しましたが、

在学中にやっておくべきでした。

これがないと、授業の単位認定をしてもらえません。

また、シラバスも原本と日本語訳が必要なので、はやめの翻訳作業をおススメします。

Javishは結局Writingの授業が2つ(英語修辞学として)とHealth and Wellnessという授業が(体育として)認定されました。認定される可能性はなんともいえませんので、あまり多く申請しても認定されずがっかりするだけかもしれません。

 

さらにお得!!

単位認定だけでなく、18条検定にはまだまだメリットがあります。

それは、18条検定を使った免許申請をする際、「介護等体験」が免除になるということ。

 

日本で教職課程を最初から履修する場合、大学での授業による単位取得と教育実習に加え、社会福祉施設(老人ホームなど)や特別支援学校で1週間の活動(もちろんボランティア)をする「介護等体験」をする必要があります。通常は事前・事後学習を行ったうえでリポートを書くなど、修了に時間がかかる介護等体験。これが働きながら通信教育で免許取得を目指す社会人にとっては難しい壁になります。1週間お休みをもらわないといけないですからね。

しかし、この介護等体験は取得していると免除される条件があり、18条検定も免除の条件に当てはまります。つまり、海外大学で取得した学位や単位を使って教員免許を申請する場合、介護等体験は免除されるということですね。

よって、Javishも介護等体験はせずに教員免許を取りました。

通信教育で一緒に勉強をしていた友人は普通に介護等体験をしていたので、本当に自分は免除になるのかとても不安になったので、東京都教育委員会に何度も電話で確認した挙句、念のため回答をメールでもらいました(笑)

ちなみに、修士を取得して専修免許状を取得するときも全く影響は無いそうです。18条検定を使ってよかった。

 

おわりに

今回はとってもお得な東京都の18条検定についてまとめました。

Javishはこの存在を知らなかったために申請が後手後手となりましたが、

海外大学卒で教員免許を東京都で取得する場合はぜひ活用してくださいね。

 

18条検定は通信教育先の大学のパンフレットにも詳細な説明は無いため、自ら知る必要があります(大学がもつ制度ではないので当たり前といえば当たり前ですが)。なにせGoogleで検索しても1ページ目に出てこないマイナーな制度ですから・・・

情報を武器に、効率的に免許取得をしましょう!

 

なお、各都道府県の教育委員会のもつ制度は変更となる場合がありますので、必ず申請する前に各自で確認をしてください。教員免許の申請は自己責任でお願いします。

 

【経歴】帰国してから英語教員になるまでの流れまとめ。

お疲れ様です、Javishです。

 

今回は、海外大学卒業後から教員になるまでをまとめます。

現在海外大学在学中または卒業間近で、かつ日本で英語教員を目指す人は、

ぜひ参考にしてください。

 

 

<卒業した年>

  5月 海外大学卒業、帰国。派遣会社に登録。

 海外大学在学中も夏休み中などは日本での就活をしましたが、勉強に集中できるよう、英語を使う仕事で残業・休日出勤がない仕事を手間をかけずに探すために派遣会社に登録し、仕事探しをしました。

 ※詳細は別記事を執筆予定です。


  6月 仕事が決まり、勤務開始。9−17時でフルタイム勤務。残業ほぼ無し。

 希望通り、家から遠すぎないところで外資系企業の派遣のお仕事が決まりました。上司もアメリカ人、日常の業務も英語を頻繁に使う仕事だったので、英語力の維持に役立ちました。

 
10月 日本大学通信教育部に3年時編入。教員免許取得の勉強開始。

 ※海外大学卒の場合、お金と時間をできるだけかけずに教員免許を取得するなら通信教育がおススメです。別記事を執筆予定です。

 

また、同時期に、英検1級受験のための勉強も開始しました。英語科教員を目指す場合、英検1級のメリットはとても大きいです。詳細はこちらの記事をご覧ください。

thoughtsofenglishteacher.hatenablog.com

※社会人向けの英検1級勉強方法は別記事を執筆予定です。

 

<卒業1年後>

  1月 英検1級受験、合格。


  年明け~4月 教育実習の依頼を母校に。受諾していただく。

 ※教育実習の受諾の電話のやりとりなどは別記事を執筆予定です。

 

  8月 教員採用試験まで1年を切り、教採の勉強を本格化。

 ※教採の勉強方法について、別記事を執筆予定です。

 

<卒業2年後>

  5月 勉強に集中するため、仕事を辞める。
  7月 公立校の教員採用試験の申込み。
  8月 公立校の教員採用試験終了。と同時に私立校の教員採用試験に申し込む。
  9月 母校で教育実習開始。3週間。

 教育実習に行く前におさえるポイントはこちら。

thoughtsofenglishteacher.hatenablog.com


10月 私立校の教員採用試験終了。
 公立校合格、私立校複数校で採用通知をいただく。勤務先を決める。

 ※私立校の採用について別記事を執筆予定です。

 また、教採が一段落したので、公立校で学校支援員としてアルバイト勤務をしました。海外大学出身者にとってつらいのは、教員免許がないと学校での勤務は難しい点。そこで、先生のアシスタントのようなお仕事を見つけ、教員としての勤務が始まる4月まで学校で経験を積みました。

 ※詳細は別記事を執筆予定です。

 

<卒業3年後>

2-3月 採用先の研修を数回受ける。
   4月 勤務開始。

 

 

ざっくりまとめるとこんな感じです。

自分の場合は帰国から教員になるまで3年かかりました。

おそらく海外大学卒からのスケジュールだとこれが最短ではないでしょうか。

 

まとめていたら詳細をもっと書きたいと思うところが多くあることがわかったので、

また記事を追加していきます。

それでは!

【随時更新】授業にぴったりの洋楽まとめ。

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お疲れ様です、Javishです。

 

英語学習に洋楽を使うのは英語に関する興味関心を引き立てるだけでなく、

生きた英語を吸収できることからとてもよいとされています。 

 

 Javishは授業の最初に曲を流して生徒には歌を口ずさませ、

その間に返却物を生徒に返したり、生徒の忘れ物がないか、

眠そうにしている生徒がいないかなどを机間巡視しながら確認しています。

 

洋楽の聞き取り→歌詞書き取りは英語の耳を鍛えるいい練習になるのはもちろん、

授業で使った文法の復習にも使えますし、

授業の最初に使えば生徒を落ち着かせてレディネスを高めることもできます。

 

そこで今回は、Javish厳選の、授業で使いやすい洋楽まとめを紹介します!

ではいきましょう!

 

 

Don't Stop Me Now

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QueenのDon't Stop Me Now。

歌詞で使用されている文法が幅広くかつシンプルな単語が多いので、

守備範囲の広い1曲です。

 

"Don't stop me" "Just give me a call"などで命令形

"I'm having a good time"などで現在進行形

"Like a tiger defying the laws of gravity"などで副詞節や現在分詞

 

中1から高3まで、どの学年でも使えます。

上のリンクでは日本語・英語ともに表示があるのでわかりやすい。

 

Just the Way You Are

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Bruno Marsは英語がとてもきれいでリスニングに適しています。

彼の曲の中では内容がシンプルでテンポも速すぎないこの曲がおすすめです。

I, You, Sheなどの主格の代名詞のほか、

When, But, Andなどの基本的な接続詞が繰り返し使われるため、

中学1年~2年向けといったところでしょうか。

ちなみに、Youtubeには和訳付きの動画もあがっており、

歌詞の虫食い問題の答えあわせにぴったりです。

www.youtube.com

他にもJavishが個人的に好きな曲がたくさんあるのですが、Bruno Marsの曲には授業に不適切な表現が含まれる場合があったり、早いラップを含む曲があるため選曲には注意が必要です。

個人的には"Treasure"や"Lazy song"、”Perm"も好きなのですが、同じ理由で授業では使えませんね。残念。

 

When I was your man

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Bruno Marsからもう1曲エントリー。

1曲目とは打って変わって失恋ソングです。

若干歌詞が早口であることや、

仮定法過去<should + have + 過去分詞>が出て来ることから高校生向けです。

"Just the Way You Are"をやった翌週にこの曲をやると、

生徒からのリアクションがすごいです。切ない!

 

I've Got a Dream

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Disney映画では使える曲がたくさんあります。

特におすすめなのが、「ラプンツェル」より「誰にでも夢はある」。

英語タイトルは"I've Got a Dream"です。

 

この曲の良いところは現在完了形の表現を何度も繰り返すのでその復習に使える点、

韻を踏んでいる歌詞が多く口ずさみやすい点、

曲の雰囲気が楽しみやすい点があげられます。

 

また、歌詞が表示されている動画を使えば視覚でも楽しめるので、

眠そうな生徒も顔を上げてくれますよ。

 

サムネのインパクトが強すぎるのはご愛嬌。

 

I really like you

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この曲は発音が難しい"Really"を練習するのにぴったりです!

1曲の中でなんと62回も"Really"が出てきます

日本人には難しいLとRの発音がみっちり練習できる、

しっかり歌うと口が疲れる1曲です。

 

Bad Day

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しっとりとした応援ソング。

歌詞がシンプルで繰り返しも多く、わかりやすい1曲です。

つまづきやすい「To不定」を多く含むので、文法の見直しにも役立ちます。

日本でもCMで使われたことがあるのですが、

世代的にJavishはそのCMを知りませんでした。

  

Santa Claus is Comin' to Town

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季節モノの曲は必ず使いましょう!盛り上がります!

この曲は副詞のbetterや間接疑問文など文法的な面からも有効ですが、

何より曲のノリが抜群です。

クラスに大声で歌ってくれる生徒がいるとすぐにクラス全体がまとまる、

教員にとってもありがたい1曲です。

 

When I'm Sixty-Four

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Beatlesの名曲の一つ。

Javishはあまり昔の曲は使わないタイプですが、

ゆっくりなテンポと甘い内容が何ともいえません。

ゆっくりなのに歌いたくなる、魅力ある1曲です。

 

My First Kiss

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アニメ「キテレツ大百科」の主題歌「はじめてのチュウ」は、

Hi-Standardというバンドに英語でカバーされています!

原曲とは違ったロックテイストがクラスを盛り上げます。

 

サビで"It is my first kiss..."と繰り返されるとき、

最初の"t"の発音がいわゆるたたき音*になるので、

音と音のつながりを指導するのも適しています。

 

ただし、Hi-Standardネイティヴのバンドではないので、

原曲の英語の発音は日本語なまりが強いです。

教員がノリノリで歌うくらいの元気が必要かもしれません。

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*たたき音とは...

"water"が「ワラー」に近く発音されるように、

単語の中の"t"が前後を母音にはさまれていると、

その"t"を舌を硬口蓋に叩きつけて「ラ」に近い音で発音します。

これをたたき音といい、発音記号は[ɾ]で表します。

アメリカ英語によく見られる傾向です。

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Galaxy Express 999

www.youtube.com

アニメカバー曲2曲目、「銀河鉄道999」。

海外のジャズバンド「Platina Jazz」によって、

めちゃくちゃ渋くカバーされています。

こんな風にカッコ良く渋くなりたい・・・

ではなくて、ボーカルの英語がとてもきれいで聞き取りやすい。

 

おわりに

以上Javishおすすめの授業にぴったりの洋楽まとめ、いかがでしたか?

本記事はJavishがよさそうな曲を見つけたら随時更新し、

自分のデータバンクとしても使っていきます。

そのほか授業で使えそうな曲をご存知でしたら是非教えてくださいね。 

休む。がんがん休む。

お疲れ様です、Javishです。

 

最近、仕事をがんばると同じくらい、

しっかり休む事をがんばっています。

 

この3連休は一度も出勤せず、完全オフ。

幼いころからの友人とあったり、

自宅でちょっと手の込んだご飯を作ったり・・・

 

この3連休が始まる前にしっかりと休めるよう計画しておいてよかった。

 

さて、

学校では休みも出勤が当たり前になっているような文化がありますが、

これは組織的にトップダウンで休みを推進するなどされれば、

(簡単ではありませんが)休むことが定着しだします。

 

しかし、休まない文化が生徒にも根付いているとこれは難しい。

先週生徒と話していて、

海外では夏休みは教員が出勤しなかったり、

フランスでは水曜日に学校が無かったときがあることを紹介しました。

www.france-jp.net

 

休むことも大切であることを知ってほしくて話したのですが、

1人の生徒からはこういう返事が来ました。

 

「休めるのはいいけど、成長出来なさそう」

 

人が休まない理由っていろんな視点があるんだなと勉強になりました。

成長したいから休まない、

こう思う生徒には思う存分やってもらってかまわないのですが、

きちんと休むことも必要であることは知ってほしい。

成長したいと口に出るほど伸びたいという意識がある点はすばらしいです。

 

体験しないとわからない。

お疲れ様です、Javishです。

 

今まで勤務中に、過呼吸で倒れてしまう生徒を発見し、養護の先生を呼んで対応していただいたことが何回かあります。

 

なんと先日、自分が過呼吸で倒れてしまいました。

それも突然。

 

確かに学期明けがそろそろ近づいてくるなかで

「やることがたくさんあるな~」

とは思っていたのですが、

 

そんなことを頭の中でくるくると考えて整理していたら、

息苦しくなり、呼吸が早くなり・・・

その場から動けなくなってしまいました。

 

過呼吸が起こると、自分はこうなりました。(一般論ではなく体験談)

 

・目が開けていられない

・腹痛なのか吐き気なのか、腹部に痛みを感じる

・凄まじい恐怖感が襲う

・呼吸が早くなる

・手足がしびれる

・足元をばたばたしないと落ち着かない

・とにかく体をじっとしていられない

・しゃべっていないと落ち着かない恐怖感

 

 

・・・リストにしてみるとすごい。

 

手足がしびれるのは血中の二酸化炭素濃度が薄くなりすぎるからだそうで。

とにかく悪循環というか、

呼吸が早くなるとCO2濃度低下で手足がしびれ、

それによりとても大きな恐怖感を感じました。

死が迫っているような恐怖心です。

 

また驚いたのが、

過呼吸だといわれるまで、過呼吸になったという自覚症状が全くなかったこと。

過呼吸になった生徒の対応も間近で何度も見てきましたから、

自分で呼吸をゆっくりに意識・・・なんてことは全く出来ませんでした。

 

「おちついて、呼吸をゆっくりにしてください」

と大きな声で言われて、その指示に従うのがやっとで・・・

数時間でようやく症状が治まりました。

 

過呼吸は正式名称を「過換気症候群」というそうですね。

保健室前のポスターで内容や対処の仕方はなんとなく知ってはいたのですが、

身をもって「知ること」と「体験すること」は大きく違うと実感しました。

過呼吸になったとき、生徒はすさまじい恐怖と対面していたんだなぁ。。。

 

 

みなさまもお体はご自愛ください。