英語科教員のメモ書き。

今日やれば、今日伸びる。

ロンドンより、英語学習に関する情報発信中

「察する」ことの難しさ。

 

お疲れ様です、Javishです。

 

先日、こんなことがありました。

 

Javishの勤務先にも教育実習生がやってきました。

私も教育実習だったころのことを思い出し、緊張感の有る日々を送っていたのを懐かしく感じました。

ただ、あまり今年の実習生と指導教官のコミュニケーションがうまくいっていないようです。

 

私もその実習生と指導教官がTTのような形式で一緒に授業をしているところを見学する機会があったのですが、

指導教官がプリントを返却しようとしたときに実習生がそれを手伝おうとすると、

「残り時間が余っているから私だけで大丈夫です。時間を稼がないと」

と実習生の手助けを断りました。

 

まぁ、あくまで指導教官が、実習生が手伝う必要がないと考えたならそれもありかなと私も思いましたが、

数日後、指導教官の先生が私に対し、それ以来あまり実習生が手伝いに来ないと軽く愚痴をこぼしたのです。もっと積極的にやれる事を探すべきだと。

 

うーん・・・

 

私も実習生だったころがそんなに遠く昔のことではないので、

どちらかというと実習生の気持ちのほうが良くわかります。

なれない環境の中で、勇気を出して他人を手伝おうとしたら、

それを指導教官に断られてしまった。

実習生からしたらなかなか大変なことです。

一度手伝いを断っておいて、「もっと手伝え」と何も言わずに考えるのは酷では・・・

やんわりそう伝えました。

 

確かに教育実習中は出来ることを積極的に探すことは大切ですが、

実習生に求めすぎるのもどうかと思います。

社会人の経験もないのだから、

何をやるべきかを具体的に示さないと、

コミュニケーションは成立しなさそうです。

 

にしても、

指導教官が実習生に対してこれだけコミュニケーションが取れていないのなら、

普段生徒と接するときにはどんな情報の伝え方をしているのだろう・・・

学びのありかたを考える。

 

お疲れ様です、Javisです。

 

先日の会議にて、管理職が「一斉授業を転換し、考える力をつける授業へ」という内容のお話を職員全体へされました。

 

それをうけ、Javishも半ば実験的ではありながら、授業プリントの空欄を増やし、文法に関する指導はほぼせず、生徒にグループでまとめてもらう方向でいこうと準備をしました。

 

しかし、ふと先輩方の授業パワポをみると、今までの一斉授業とほぼ変わらず、英語科としてあまり路線変更はしない様子でした。自分も慌ててプリントの空欄の量を減らし、ある程度は自分が喋るスタイルにしました。

 

Javishの学校では、理解度の早い生徒はそうでない生徒の補助役にまわり、生徒全員で学んでいくスタイルが徐々に主流になりつつありますが、これに対しやや反対する方もいらっしゃいます。

 

「生徒が努力して授業をしっかりと理解できるレベルに到達したのに、そのさらに先にいくことは出来ず、できない生徒の補助に回らなければいけないのは不公平ではないか。できる生徒はどんどん高度な内容に挑戦する権利がある。」

 

というのがおおまかな反対理由。

 

生徒が話し合ったり教えあったりするのは学びに対して有効というのは定説ですが、果たして出来る生徒はどう思っているのかな。

 

 

年度末の授業アンケートを見たい。

 

挨拶はどうすべきか。

 

 

お疲れ様です、Javishです。

 

英語の授業を計画するとき、

「授業開始時の挨拶をどう決めるか」とても悩みます。


よくあるパターンはおおよそ二つで、

一つは日本で何十年も変わらない、

教員が英語で生徒に"Good morning everyone, how are you?"

ときき、生徒全員で"I'm fine, thank you, and you?"

そして教員がそれに答えて生徒は着席、授業が始まるスタイル。


もう一つは挨拶をほかの授業と全く同様にし、英語でいかないスタイル。

 

communicativeな授業をしたいという気持ちはありながらも、挨拶においてはどちらのスタイルもやりたくないのが本音。なぜなら、両者ともにcommunicativeではないから。

 

前者の「ファインセンキュー、アンドユー」のスタイルは全くcommunicativeではない。

そもそも欧米において1対40以上もの大きな比率で挨拶をそろえてする機会はほぼない。

全員決まったフレーズで挨拶をする点も、communicativeとはいえないだろう。

つまり、本当に生徒の学びにつながる活動であるかどうかは疑問がのこる。


できることなら一人一人に体調や今日何を食べたかなど小さな話を振り、

その受け答えで英語を伸ばしてあげたいのが本音だけれど、

残念ながらそれは授業の挨拶ではかなわない。


結局、ほかの授業と同じく、

起立、気をつけ、礼で授業を始める気がする。


海外経験のある教員という若干の触れ込みで採用となったものの、

「なんだ、こいつの英語の授業は挨拶は日本語なのか」

とかいう期待裏切られ感を感じる瞬間が来るかもしれない。


「日常で使わない英語の挨拶を生徒に練習させるくらいなら、

その時間を削って音読や文法指導をし、学力につなげる」という

強い思いで授業をやろう。

 

申し訳ない。ごめんね。

お疲れ様です、Javishです。

 

新しい勤務先での勤務が始まり、1週間が立ちました。幸いなことに、使命感がとても高く、さらに語学力もずば抜けている教員の方が多いため、非常にいい職場に恵まれました。

 

が。

 

早速生徒の期待に応えられない経験をしてしまいました。

 

それが、顧問。

 

勤務が始まってもちろん顧問を「お願い」され、引き受けることになったわけですが、

それが経験のない部活でした。

前任者との引き継ぎを終えて生徒と対面。

すると生徒は期待をこめた表情で一言、

「先生は(部活名)の経験ありますか?」

 

・・・申し訳ない。

何もフォローが出来なかった。

 

どうやら前任者も経験が無く、

技術的な指導はしていなかったようです。

 

経験の無い部活の顧問になんてこれから何度もあるかと思うけど、

生徒の期待にこたえられないのは非常に残念です。

 

上履き問題解決。

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お疲れ様です、Javishです。

 

今日が日曜日というわけで、

明日がいよいよ新しい勤務校の出勤初日です。

 

もうこんなにゆっくり出来るのは今日で最後かもしれないので、

以前考えた「上履き問題」を解決すべく、買い物へ!

thoughtsofenglishteacher.hatenablog.com

 

さすがにノーブランドの格安上履きを履き続けるわけにはいきません。

適度なブランド性があり、

通気性がよく、

色は黒系がいい。

 

お財布とも相談した結果、新しい相棒が決定しました!

 

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NIKEエアマックス

お値段は1万円くらい。

値段はなかなかしますが、先行投資だと思って少し背伸びしました。

 

家の中で履いて足に慣れさせているんですが、

抜群に軽い、

クッション性抜群、

通気性ばっちりなので期待できそうです。

 

さぁ、新しい上履きも決まり、

明日の勤務が楽しみです!

 

謙虚に、誠実に、確実に。

少しずつ進んでいくぞ。

 

新年度までに新調したかった。

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お疲れ様です、Javishです。

 

新年度が始まる前にどーしても新調したかったものがあり、

今日それが仕上がったので取りに行ってきました。

 

それは、ずばりスーツです。

 

今まで着ていたものを仕立ててから数年が経ち、

また来年度から勤務先が変わるという節目なので、

オーダーメイドで仕立ててみました。

 

今までのスーツも着れなくは無かったのですが、

なにぶんスーツを作ったときに「モテスリム」的な細身のものを作ったもので、

若干動きにくくなっていたんです。

決してウエスト的な問題ではなく。決して。

 

お店ではきちんと試着して仕上がりを確認しました。

やっぱり、新しいスーツはフィット感が全然違いますね・・・

これできちんとした身だしなみで生徒の前に立つことができます。

 

Javishは、スーツも生徒に隙を与えない武器のひとつだと考えています。

 

「生徒はよく教員を見ている」というように、

教員は常に生徒の模範となるような存在でなくてはいけません。

生徒は本当に教員の一挙手一投足をよく見ていて、

少しでもからかうことが出来る隙を見せるとすぐに反応します。

特にその指摘が授業中にされるとつらい。

「授業中に噛む」のはその典型。

 

授業力や知識などの内面だけでなく、

服装、髪型、持ち物など、見た目でも隙が無いように注意しなければ。

隙をなくして信頼を勝ち取りたい!

最高の質の届く範囲。

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お疲れ様です、Javishです。

 

数日前になりますが現在の勤務校での勤務が終わりました。

 

最終日は学年集会、大掃除、通知表の返却などをすませ、

生徒はお昼ごろには下校。

玄関ロビーで生徒と下校の挨拶。

 

すると、

自分がよく勉強の面倒を見ていた生徒数名のグループが近寄ってきて、

ひとりひとり手紙を渡してくれました!

とてもうれしかったのでその場で手紙を読み、お礼を言いました。

 

短い間でしたが、

学力に課題があったその生徒たちには根気強くわかるまで指導をしたり、

いかに家庭学習の時間を確保できるかなどを話し合ったりして、

激務の中で本気のぶつかり合いをしてきました。

 

今思うと、その生徒たちに対してした仕事が、

自分にできる最高の質の指導だったのかもしれません。

あそこまでひとりひとりに徹底した指導は今後出来るかわかりません。

まだまだ時間がたっていないのでどこまで成長したか測れませんが、

今後どんな伸びを見せてくれるのか楽しみです。

 

そして反対に、

これだけ生徒一人ひとりにあった指導を徹底できる範囲は、

残念ながら手紙をくれた生徒の人数分くらいなのかもしれない。

 

本当なら学年全体にまで個別のフォローを徹底できたらベストだけれども、

学校内の先生みんなが個人指導を重視できるかというと難しいと思う。

 

教員からなにも働きかけなくても感謝の手紙を書いてくれるくらい、

質の高い個人指導を広い範囲に届けられるようになりたい。

特技を持つ。

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お疲れ様です、Javishです。

 

 いよいよ勤務先では卒業式が直前に迫ってきました。

3年生に向けて、教員から卒業生へメッセージを書くホワイトボードが用意され、

Javishも簡単に一言メッセージを書きました。

 

中学校を卒業する生徒だけでなく、自分にも常に言い聞かせているのが

「これなら誰にも負けない」という自分の強みを磨き続けること。

 

誰にも負けない武器を持っている人は強い。

 

学校でも、

誰にもまねできない特技とも言える能力を持っている教員は頼りにされる。

それが「わかりやすい」と評判の授業をする力だったり、

生徒の立ち振舞いをすぐに指導できる生徒指導力だったり、

ICT教育に精通していることだったり、

新しいことに常に挑戦する力だったり、

人によって武器は様々だ。

 

教員はそれぐらい個性的な大人の集団だとし、そうあるべきだと思う。

さもないと、生徒の個性を伸ばせない。

平凡な教員が「自分らしくあれ」といったところで生徒には響かない。

 

いつまでも非凡な能力を磨き続ける教員でありたい。

卒業式を前に、そんなことを改めて思った今日でした。

教員の上履き問題。

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お疲れ様です、Javishです。

 

突然ですが、4月から勤務校が変わることになりました。

次の学校で働くに当たって、身だしなみをもう少し整えたいと思い、

まずは上履きを新しいものにしようかと考えています。

 

今使っているのは白をベースに紺のラインが入っている上履きなんですが、

いかんせん見た目に年季が入ってきています。

もっと通気性の良いものがあり、

出来れば主張が強すぎない程度にブランドロゴが入っているものがいいかなと。

 

ただ、上履き選びって結構迷うんですよね。

他の人との違いは出したいものの、

個性的過ぎる上履きは気が引けます。

 

そこで、「他の先生方はどんな上履きを使ってるのかな」と疑問に思い、

勤務先の教員の上履きのタイプ・色・ブランドのデータをひそかに取ってみました。

すると、以下のような傾向がわかりました。

 

  • 色は黒が主流
  • タイプはスニーカーが主流
  • ベテラン教員ほどサンダル率が上がる
  • 経験が浅い教員は白系も見られる
  • 一目でわかるようなブランドロゴ入りの上履きは若干名のみ

 

無難な黒系のスニーカーが多かったです。

ブランドロゴ入りの上履きが少なかったのは意外でした。

 

それと、やはりベテラン教員ほどサンダルをはいている。

学校で走らない余裕があるからなのか・・・?

経験の浅い教員は白系の上履きもちょこちょこ見られましたね。

あと、黒系・白系以外の色で個性を出す教員は、やはり内面も個性派が多い。

 

小さなデータ収集でしたが、意外と面白かったです。

「教員の上履きは人物をあわらす」といっても過言ではないかもしれません。

 

というわけでJavishは、

色は黒系で主流に乗りつつ、実はブランドロゴが入ってる系のうわばきを

今度探してこようと思います。

適度に個性は出したいところです。

保育士不足による横浜市の保育園休園。

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***2018/3/08ご指摘をいただき内容修正しました***

 

お疲れ様です、Javishです。

 

www3.nhk.or.jp

 

横浜市の保育園が、保育士不足が原因で休園することが報じられました。

認可保育園が保育士不足による休園を余儀なくされるのははじめてとのことです。

横浜市は保護者と園児に負担がかからないよう転園を出来る限り保護者の意向に沿った形で進めていますが、全員が希望通りの対応をしてもらえるかどうかは明確ではありません。

 

保育士の待遇が悪く、その改善が急がれているのは以前から問題視されていましたが、

福祉を受ける側の園児に影響が出る結果となってしまいました。

これもやはり、「保育士の善意」に頼ってきた結果。

時代の変化が人の善意でカバーしきれなくなったとき、こうしてボロが出るんですね。

こういうときは、やはり行政が上から援助していかないといけませんね。

 

教員の待遇だって、このまま変わらないと学校が閉校、なんてことになったりして。

適切な行政の支援が必要です。